革靴 クリーム

普段の革靴のお手入れ、あなたはどのように行っていますか?

折角購入した高価な革靴ほど、大切にお手入れをしたいもの。でもいざお手入れをしようと思っても、どのクリームを使ってお手入れをしたら良いのか、たくさん種類があって分からなくなってしまっていませんか?

そこで、今回は靴のお手入れに欠かせない靴のクリームについてご紹介。自分の靴に合うクリームで大切な一足を長く使っていきましょう!



1. 革靴は何故お手入れが大切なの?

1-1. 革靴はとっても繊細

革靴の繊細さを例えるとするなら、それは”お肌”です。よく革靴のケアは女性の化粧で例えられることが多いのですが、この例が本当に的を射ています。

一般的に革は牛やワニなどに代表されるように、動物の皮から製造されます。そのため、人間の肌と同じように大量のコラーゲンを含んでいるのです。

そして革を生成しているコラーゲンは、隙間を持った立体的な構造をしていることから、湿度によって水分を吸収・発生させます。よく「革が呼吸する」のような表現をしますが、実際に革は呼吸しているのです。

このように肌に近い革靴にお手入れは必須。よく履く革靴ほど、大切にお手入れすることを心がけましょう。

1-2. クリームは革靴の”美容液”

ではなぜお手入れにクリームを使うのかというと、女性が肌に”美容液”を塗るのと同じで、クリームを塗ることで革をより長く保湿し、保存状態を高めることができるためです。

愛用している革靴のためにも、ぜひクリームを使ってあげましょう。

2. 革靴用クリームの基本

2-1. クリームの基本の使い方

それでは早速クリームの使い方をご紹介しましょう。

まず用意するのは以下の3つです。

✔︎ 着なくなったTシャツ(もしくは布クリーナー)
✔︎ クリーナー
✔︎ クリーム

磨き上げに使う布は、着なくなったTシャツや靴下を切って使うのが簡単です。その他雑巾でも構いませんが、繊維が残ってしまうのが気になる方は布クリーナーを使用するのもオススメです。

さらに次の項目でも説明しますが、クリームを塗布する前にクリーナーを使うとさらに革靴の持ちが良くなります。

さらに黒い革靴には黒のクリームを、茶色の革靴には色にあったクリームを使うのが基本です。

そしてクリームを使用した磨き方のポイントも3つ。

1. クリームは直接革靴につけないこと!
2. クリームの出し過ぎには要注意!
3. 最後のひと磨きでワンランク上のツヤ出しを!

1. クリームは直接革靴につけないこと!
まずは着なくなったTシャツにクリームを出しましょう。やってはいけないのは、革靴に直接クリームを塗布すること。直接クリームをつけてしまうことで、革靴のシミの原因にもなってしまいます。

2. クリームの出し過ぎには要注意!
普段革靴を磨く際、クリームを出し過ぎてしまっていませんか?男性用の革靴なら、小指の爪半分程度のクリームで十分対応できます。クリーム塗布のポイントは「薄く伸ばすように」です。

3. 最後のひと磨きでワンランク上のツヤ出しを!
クリームを塗った後は、Tシャツのクリームをつけていない面でもうひと磨きしましょう。余分なクリームが落ちてさらに輝きが出るようになります。ここでナイロンのストッキングを使って磨くと、さらに光沢が増しますよ。

2-2. 拭くだけじゃダメ!汚れ落としを使用しよう

お気に入りの靴ほどいつも履いてしまいますよね。その靴も雨で濡れたり、砂埃が付いても、ふきんで拭けば大丈夫と安心していませんか?

実は、拭くだけでは革に付着した汚れを完全に取り去ることはできません。その上にさらにクリームを重ねて塗ってしまうと、汚れをさらにクリームでコーティングしてしまうことに…。

女性が”化粧落とし”を使って化粧を落とすように、革靴の汚れはぜひクリーナーで落としましょう。クリーナーを使用すると、ふきんでは落としきれなかった汚れを落とすことができるだけでなく、以前手入れした際の余分なクリームも落とすことができますよ。

2-3. 基本のお手入れは乳化性クリーム

ここからは具体的なクリームの種類をご紹介。
まずご紹介するのは、乳化性クリーム。

乳化性クリームは、水・油・蝋でできており、乳液などの”スキンケア用品”のように、靴に水分や栄養、しなやかさを与えます。靴のお手入れでは最も基本的なクリームですので、持っていて重宝すること間違い無し。

こちらは無色のものと黒や茶色などがありますが、編集部的には使い始めは無色、履きなれた靴には有色でツヤ出しすることをオススメします。

2-4. ツヤをより出したいなら油性クリーム

次に紹介するのは油性クリーム。

乳化性クリームとは異なり油と蝋だけで構成される油性クリームは、革靴に栄養分を与えるだけでなく、より光沢やツヤを出してくれます。化粧品で言うところの、ファンデーションや口紅などの”メイクアップ用品”と考えて良いでしょう。

油分を多く含む油性クリームは乳化性クリームより撥水性に優れていますが、油性クリームだけを使用していると革本来の色が薄くなってしまうため、乳化性クリームとの併用がオススメです。

2-5. とっさのお手入れには液状クリーム

今日は大切な取引先との商談。気合いを入れて臨んだそんな時に、革靴に傷が付いているのを発見!どうしよう…なんて経験はありませんか?

そんな時、とっさのお手入れにオススメしたいのが液状クリーム。

液状クリームは塗布、乾燥を行うと保革・保護・ツヤ出しをすることができるクリームです。ワックスと水分を液状乳化したもので、塗布すると超微粒子化されたワックスが革靴表面上に保護膜を形成します。そのため耐水性に優れ、すぐに光沢を出すことが可能です。

しかしここで注意したいのは、液状ワックスを普段のお手入れに使用することは避けてください。

なぜなら保護膜として形成されたワックスが革全体を覆い、革本来が呼吸できなくなってしまうからです。液状クリームを使用した後は、必ずクリーナーで保護膜を落とし、お手入れし直すことをオススメします。

2-6. クリーム後の総仕上げには防水・撥水スプレーを

お手入れ後にオススメしたいのが、防水・撥水スプレーです。

クリーム後のお手入れの総仕上げとして、こちらの防水・撥水スプレーを用いることで、大切な革靴が雨や水に濡れるのを防ぎます。さらにカビ防止にもなりますよ。クリームを塗っただけで安心してしまいがちですが、スプレーでワンランク上のお手入れを目指しましょう!

3. 知って得する革靴Q&A

ここからは革靴のお手入れで普段気になる質問をピックアップ。ぜひ参考にしてみてくださいね。

3-1. 汚れは水ぶきすれば大丈夫?

汚れはクリーナーを使って落としましょう。目に見えるような砂埃等は水拭きでも落ちるかもしれませんが、革に付着した細かい汚れは、やはり専用のクリーナーを使用して落とすのがベストです。

3-2. クリームはたくさん塗った方が良い?

答えは「No」です。クリームの塗りすぎは、シミの原因にもなりますので、「薄くサッと」塗ることを心がけましょう。

3-3. クリームを塗れば雨でも大丈夫?

防水・撥水スプレーの使用をオススメします。油分を多く含む油性クリームや液状クリームなどは、確かに撥水性に優れますが、このような靴用クリームの主目的はあくまで靴の「保湿」や「ツヤ出し」ですので、防水スプレーには及びません。

もし金銭面で余裕があるようでしたら、合皮製の雨用の革靴を一足購入することもオススメします。

3-4. 革靴に白っぽいシミができてしまったけど、これは何?

最もよく考えられる原因は雨による”雨ジミ”です。

毎日履き、汗を吸い込んだ革靴が雨で濡れ、その後乾燥されると汗に含まれる塩分が結晶化されシミとなって出てきます。

そうなった場合、サドルソープと呼ばれる石鹸を用いて丸洗いしてしまいましょう。このとき、水の中に入れてじゃぶじゃぶ洗うのではなく、スポンジを使用し泡立てながら優しく洗うようにします。
丸洗い後はシワがつかないようにシューキーパーを用いて陰干し、乾いた後はいつものお手入れを行ってください。

3-5. 茶色の靴に黒のクリームを塗っても大丈夫?

答えはNOです。わざと色の違うクリームを使用して色あせ感を出すことも可能ですが、同色のクリームを使うようにしましょう。

クリーム購入時には使用する靴を履いていくことをお勧めします。茶色一つをとっても、シガー、コニャックなど様々。「確かこんな色だった」という選び方をすると違う色を選んでしまいがちです。

靴を購入する際に一緒に靴クリームを購入することもお勧めします。

4. おわりに

 

いかがでしたでしょうか?どんな革靴でも、自分のものは長く大切に使いたいものですよね。

さらに革靴にこだわると、一緒に合わせるスーツも楽しく選べるようになりますよ。これを読んで皆さんも足元からビジネスライフを楽しんでくださいね!

Have a nice business life!