ネクタイ アイロン

ビジネスの装いに欠かせないネクタイ。毎日使うものですが、シワやよれができてしまっていませんか?

シワをとるにはアイロンがけ、とは思っても、『ネクタイってアイロンしていいの?』、『自分でやるのは難しそう…。』などと、不安も多いと思います。実は、正しい方法で行えば、自宅でもきれいに仕上げることができます。お気に入りのものは、できるだけ長く使いたいですよね。

これから、自宅で出来るネクタイの正しいアイロン方法と、きれいになった後の保管法を紹介します。シワやよれのない、美しいネクタイでスーツ姿をビシッと決めましょう!

1. ネクタイは自宅でアイロンできるの?

ネクタイには、シルク、ウール、麻、綿などの天然素材や、ポリエステル、アセテートなどの化学繊維素材があります。それぞれの素材には特徴があり、アイロンとの相性の良し悪しもあります。

今回紹介するのは、どのような素材のネクタイでも美しく仕上がる方法です。手順と注意点をしっかり守れば、誰でもネクタイを傷めずに仕上げることができます。安心して実践してみてくださいね。

しかし、シワが深く入り込んでいる場合は、今回ご紹介する方法を試すことも可能ですが、クリーニング店に持って行った方が早いかもしれません。

[シワは深さをチェックしましょう]
シワの伸ばしにくさは、シワの数や長さよりも深さによって変わります。長期間しまい込んでいた服についた折り目が、取れにくいのはそのためです。

2. ネクタイのアイロン方法

2-1. 準備するもの

ネクタイ アイロン

(1) アイロン台
(2) 当て布(100円均一で販売しています。綿100%のハンカチなどで代用可。)
(3) アイロンをかけるネクタイ
(4) スチーム機能付きのアイロン
(5) 菜箸(「2-3. さらに美しく仕上げるコツ」で必要)

生地を傷めないようにするため、当て布は必ず使用してください。

2-2. アイロンがけの手順

手順1:シワの位置を確認し手で伸ばす
ネクタイ アイロン

ネクタイをアイロン台の上に平置きし、伸ばしたいシワがどこにあるかしっかり確認した後、シワを手で優しく伸ばします。

手順2:当て布をあてる
ネクタイ アイロン

用意した当て布を、伸ばしたいシワの上にかかるようにあてて下さい。

手順3:アイロンのスチームを浮かしながらあてる
ネクタイ アイロン

アイロンを中温(130℃C~160℃)に設定、スチーム機能をオンにし、アイロンを浮かした状態で、当て布の上からスチームを気になるシワにあてます。

【注意】
当て布越しでも、アイロンをネクタイにあててはいけません。熱によりネクタイにテカリがでてしまいます。また、アイロンでネクタイが押さえつけられると、ふっくら感が失われぺっしゃんこになり、本来の風合いが台無しになってしまいます。必ず浮かしながらスチームをあてるようにしましょう。

・シルク素材は水分に弱いため、スチームをあてる際は、水滴がネクタイに落ちないよう注意しましょう。スチームを連続で吹きかけていると、水滴ができることがありますので、時々止めてチェックしてくださいね。もし落ちてしまった場合のことを考えて、当て布は常にあてておきましょう。

手順4:手でシワを伸ばす
ネクタイ アイロン

アイロンをいったん置き、当て布を外して生地が伸びる方向を確認しながら、優しくシワを伸ばします。ネクタイの織り方によって、伸びやすい方向と伸びにくい方向があります。無理に伸ばすと型崩れの原因になるので注意してくださいね。

一度でシワが消えない場合は、シワがなくなるまで手順3、手順4の作業を繰り返します。何度も繰り返してもシワが消えないようであれば、それ以上の自宅でお手入れするのは難しいかもしれません。クリーニング店でプロに相談しましょう。

手順5:アイロンの熱で水分を乾かす
ネクタイ アイロン

手順3、手順4を何度か行い、シワが伸びているのを確認できたら、冷めてしまう前に当て布をしましょう。スチームを切ったアイロンを浮かしながらかけ、熱で水分を蒸発させながら乾かします。熱が伝わるけれどもネクタイには触れない、ギリギリの距離を保ってくださいね。

これで作業完了です!

2-3. さらに美しく仕上げるコツ

ここまでの作業でも十分シワは伸ばせますが、もう一工夫加えることによって、より美しく仕上げることができます。ネクタイは程よく厚みがあり、ふっくらとしていた方が品良く見えます。ネクタイの素材感を引き立てる、厚みの作り方を紹介します。

<用意するもの>
「2-1の準備するもの」に加えて、菜箸(30㎝以上あるものが望ましい)を用意して下さい。

手順1:ネクタイに菜箸を差し込む
ネクタイ アイロン

ネクタイの裏側から、片方の折り目部分に菜箸を差し込みます。

手順2:当て布をし、菜箸を持ちながらアイロンのスチームをあてる
ネクタイ アイロン

ネクタイに当て布をしたら、菜箸を片手で持ち、ネクタイを横に立ててください。もう片方の手でアイロンを持ちます。「2-2の手順3」と同様に、当て布をした上から、中温設定、スチーム機能をオンにしたアイロンで、菜箸を差し込んだ部分にスチームをあてていきます。

手順3:きちんと形作られているか確認し、乾かす
ネクタイ アイロン

スチームを当て終わったら、当て布を外し、菜箸の効果で厚みがきちんと形作られているか確認します。確認したら、すぐに再び当て布をし、「2-2の手順5」と同様に、スチームを切ったアイロンを浮かしながらかけ、乾かします。

反対側の折り目部分にも同じ作業をしたら完成です。

3. きれいになった後は正しく保管

アイロンがけをし、きれいになったネクタイは正しく保管しましょう。無造作に保管していると、せっかくのお手入れも無駄になってしまいます。

平置き

ネクタイを2つ折りまたは3つ折りにして、棚や引き出しに並べて置きます。簡単なのにきれいに保管できる方法です。

丸める

ネクタイをゆるくまるめて、引き出しや収納ボックスで保管します。コンパクトに収納でき、取り出しも楽になります。
小さくぎゅっと丸めると、生地が傷んでしまうので、優しく、ゆるく丸めましょう。

【ネクタイは吊るしてOK?】
吊るして保管している方も多いと思いますが、ネクタイが落ちてしまったり、ネクタイ自体の重みで伸びてしまうことがあります。

湿ってしまったネクタイを乾かすときなど、一時的に吊るしておくのは問題ありませんが、長期の保管にはおすすめしません。むしろ、湿気は生地を傷めてしまうので、ネクタイを外した直後はかけておく方が良いでしょう。そのあたりの詳しい収納方法については、今後他の記事でご紹介します。

今回のように乾いたネクタイの場合は、平置き、または丸めて保管しましょう。

4. まとめ

自宅でのアイロン方法の紹介、いかがでしたか。スチームを使ってアイロンすることは、シワを取ると同時に、脱臭の効果もあります。洋服と同じように、ネクタイも手入れをすることで、長く愛用できますよ。

きれいなネクタイは、洗練されたスーツ姿に見せてくれます。ぜひ、今回紹介した方法を活用してくださいね!