ワイシャツ クリーニング

忙しいビジネスマンの味方、クリーニング。お店に持って行った方が早いですし、出来上がりにも安心できますよね。しかし、クリーニングの出し方に不安を感じることはありませんか。

今回はワイシャツをクリーニングに出す時の疑問に全てお答えします。頻度や出す時に気をつけることなど、これを見ればワイシャツをクリーニングに出す時に迷う必要がなくなります。

クリーニングのことに1番詳しいクリーニング店の意見を参考にご紹介しますので、ワイシャツのクリーニングに疑問がある方はぜひ参考にしてみてくださいね。

1. ワイシャツをクリーニングに出す頻度

ワイシャツ クリーニング

最初に気になるのは、「どれくらいの頻度でクリーニングに出したらいいの?」ということではないでしょうか。

クリーニングに出す望ましい頻度は「1週間に1回〜1シーズンに1回」です。ワイシャツは1週間に何度も同じものを着ることがないように、5枚以上持っていることが理想的です。

クリーニングは基本的に高温・高圧で行われるため、ワイシャツの生地が家庭での洗濯に比べて傷みやすくなります。ワイシャツの枚数が少なく、着るたびにクリーニングに出さなければいけないという状態は、避けるようにしましょう。

では、「ワイシャツはクリーニングに出さない方がいいの?」と感じられたかもしれませんが、そんなことはありません。特にシーズン終わりやしばらく着ない時など、ワイシャツを長期保管する前は必ずクリーニングに出すことをおすすめします。

というのも、クリーニングに出すと殺菌効果があり、また圧力をかけてきれいに仕上げてくれるので型くずれしにくくなるためです。

[豆知識] 家庭でできるワイシャツの手入れ
ワイシャツを着た時に付着する汗や皮脂汚れは3日〜4日経つと、非常に落ちにくくなります。家で洗濯する時は、「ワイシャツの正しい洗い方|しわを最小限に抑えるポイント」を、アイロンがけをする時は、「ワイシャツのアイロンがけ|クリーニング並に仕上げるコツ」を参考にしてみてください。

2. ワイシャツのクリーニングの種類

クリーニングに出したワイシャツはどのように洗われるのかについて詳しくご紹介します。

2-1. ワイシャツのクリーニング方法

ビジネスシーンで着るような一般的な白いワイシャツは、クリーニング店によって呼び方は違いますが、「ランドリークリーニング」「スタンダードコース」などと呼ばれるコースで洗われます。

色付きシャツやカジュアルなシャツは、ワイシャツとは違うコースでクリーニングが行われる場合があります。ワイシャツのクリーニング工程はクリーニング店によりますが、大体は以下のような流れです。

手順1 ドラム式の洗濯機で洗う

石けん、洗剤、洗浄助剤、漂白剤など専門の溶剤をプロが正しく選択したものを使い、温水(40度〜70度)で洗っています。水温を高めに設定することで、汚れがよく落ちます。

手順2 プレス機で仕上げる

濡れたまま高温でプレスすることで、しわがのびるだけではなく、殺菌効果があります。

襟やそで口、腕など各部分が分かれているものや、マネキンのように全身に着せるものなど、さまざまな種類の専門のプレス機があります。

[クリーニング店から一言]
機械で仕上げるだけではなく、専門の職人が一枚一枚手作業で仕上げる店もあります。

手順3 包装

多くのクリーニング屋では、しわがついたり汚れたりするのを防ぐために、自動包装機で包装して顧客に返しています。

ワイシャツの仕上げに関しては「たたみ仕上げ」と「吊るし(もしくはハンガー)仕上げ」が選べる店もあります。

たたみ仕上げはコンパクトにたたんでくれるので持ち運ぶ時に、吊るし(ハンガー)仕上げはしわが伸びた状態で渡してくれるのでそのまま着る時に利用すると良いでしょう。

このように、水に対して耐久性があって、汗などの水溶性の汚れがつきやすいワイシャツに適した洗い方が行われています。

2-2. 「ワイシャツ」以外のコースになる素材・色・形

自分が「ワイシャツ」だと思って持って行った物が、ワイシャツのコースで受け取ってもらえない場合があります。クリーニング店が間違えているわけではなく、受け取れない理由があります。

素材
一般的な綿(コットン)・ポリエステル・麻などであれば問題ありませんが、絹・レーヨンなどの素材はしわが非常につきやすく、水洗いすることはできません。

色付き
色付きのワイシャツは、漂白剤の効果で色落ちしてしまう可能性があります。クリーニング店では白のワイシャツを大量にまとめて洗っているため、色がついている物を分けて洗う時は手間がかかるので、普通のワイシャツ料金では扱ってもらえない場合があります。

ワイシャツ クリーニング


専用のプレス機を使って仕上げているクリーニング店では、プレス機の型を一般的なワイシャツの形で作っています。この型に入らない場合、手作業で仕上げる必要が出てくるため、別物扱いになってしまいます。

一見ワイシャツだと思うような、カジュアルシャツやオープンシャツも、普通のワイシャツとは形が違うので、別物として扱われることがあります。

[豆知識] オープンシャツとは
基本的にネクタイを締めずにプライベートでカジュアルに着るようなシャツ。素材も綿、ポリエステル、麻、ウールなど多種多様で、プレス不可・水洗い不可だったり、デザイン性が高かったりするので、まとめてクリーニング作業を行うことができません。

「これはワイシャツとは別扱いになります」ときちんと説明してくれるクリーニング店と、店側で判断するクリーニング店があるので、知らない間にワイシャツとは別料金になり、思っていたより高くなったということが無いよう、注意しましょう。

3. クリーニングに出す前にすること

クリーニング店に任せておけば大丈夫、と考えるのではなく、家でちょっとしたことを気をつけてから持って行くと、出来上がりの満足度が違ってきます。
少しの作業ですので、クリーニング店に持って行く前にぜひ確認してみてくださいね。

3-1. 取り扱い絵表示の確認

ワイシャツ クリーニング

まずはクリーニングに出せるかどうかを確認しましょう。

水洗いが可能かどうか、アイロンがけができるかどうか、がポイントです。もし水洗いできないという場合は、諦める前にその旨をクリーニング店に伝えてみましょう。技術のあるクリーニング店では衣類そのものの特徴を見て、適切なクリーニング方法を選択してくれるかもしれません。

[クリーニング店から一言]
ワイシャツの場合はあまりありませんが、衣類の中には洗濯表示がすべて×の衣類もあります。そういった場合でもクリーニング店の専門的な知識を使うと洗える場合があります。

3-2. 部分汚れの確認

ワイシャツ クリーニング

部分汚れは普通に洗っても取れないことが多いので、必ず箇所を確認して、クリーニング店に渡す時に伝えましょう。特に汚れやすいのは、襟やそで口です。汗や皮脂汚れがつきやすく、放っておくと落ちにくくなる部分です。

すぐクリーニング店に持って行けない時は、必ず自宅で下処理をして洗濯しましょう。落ちにくい襟汚れを落とす方法は「ワイシャツの襟汚れの落とし方と防ぎ方|自宅でできる真っ白な襟を取り戻す方法」をご覧ください。

自宅で落としても落ちない場合や、落ちてもなんとなく汚れが気になる場合は、きちんとそのことをクリーニング店に伝えましょう。

追加料金がかかる場合もありますが、「しみ抜き」など特別な処置を行うことで、家では取れなかった汚れが取れる可能性もあります。

[クリーニング店から一言]
クリーニング店でも落とせる汚れと落とせない汚れがあります。ワイシャツの場合は下に肌着を着るなどして、普段から汚れがつきにくいように心がけてください。

3-3. 物が入っていないか、ボタンの確認

ワイシャツ クリーニング

ポケットに物が入っていないかは、クリーニング店でも確認することですが、きちんと自分で確認しておくのがマナーです。

ボタンに関しては、取れかかっているものはきちんとつけ直しておきましょう。

気に入っているボタンや高級な貝ボタンなどは、クリーニングの途中で割れてしまったり傷が入ったりするのを防ぐためにクリーニング店に伝えるようにしましょう。

4. クリーニングに出す時の注意点

出す前の準備が終わったら、実際にクリーニング店に持って行きましょう。

4-1. クリーニング店の選び方

もちろん自宅から1番近いクリーニング店を選んでも良いのですが、なるべくなら良いクリーニング店を選びたいですよね。

クリーニング店の選び方に関しては、スーツのクリーニングについて紹介した「スーツが長持ちするクリーニング術|理想の仕上がりを手に入れるコツ」の中の「3. クリーニング店選び」に詳しく書いてあります。

基本的にはそちらと同じことを気をつけていただきたいのですが、今回はワイシャツをクリーニングに出す時に焦点を当てて、簡単にクリーニング店の選び方をご紹介します。

<選び方のポイント>

技術
こちらに関しては、クリーニング店に直接聞くのが1番効果的です。自分が答えたことにスタッフがきちんと答えてくれるのか、信頼できるようなやり取りができるかどうかが重要です。

あとは、一度クリーニングに出してみて、自分が満足できる仕上がりかどうかを確認する、というのも1つの方法です。

料金
こちらはピンからキリまでありますが、大体ワイシャツの相場としては200円台〜300円台です。クリーニング料金の中で、他の衣類より安く設定されているのは、ワイシャツの回転率が非常に高いからです。

100円以下の激安クリーニング店もありますが、安いことには理由があると考えた方が良いかもしれません。

受け取り
使用頻度が高いワイシャツだからこそ、確実に受け取ることができるのかどうかも重要です。

仕上がるまでにかかる時間はクリーニング店によって違い、3時間で仕上げてくれるところもあれば、2日〜3日かかるところもあります。

営業時間と自宅からの距離などを確認して、自分が受け取りやすい場所を選ぶようにしましょう。

宅配サービスを利用する場合は、自宅にいることが多い時間帯を受け取り時間として設定できるのかどうか、一度確認しましょう。

4-2. クリーニング店の紹介

クリーニング店としておすすめのお店を3つ紹介します。大手を紹介しますので、自宅の近くにあるかどうか、一度確認してみてくださいね。

もっとクリーニング店について知りたい方は高級クリーニング店についても紹介しているスーツのクリーニングに関する記事の、「3. クリーニング店」を参考にしてください。

白洋舎

料金 ワイシャツは持ち込みで350円+税です。独自の洗浄システムを利用したローヤル料金だと、600円+税です。
営業時間 店舗によってかなり違います。白洋舎店舗検索で正確な営業時間を確認してください。平日10:00-18:00は全ての店舗が営業しています。
所要日数 店舗によっては朝一番に出すと当日や翌日仕上げが可能です。
対応エリア 全国
URL http://www.hakuyosha.co.jp

伝統ある大手クリーニング店です。料金は他のクリーニング店と比較すると高めですが、クリーニング業界では価格が仕上がりに比例すると言われていて、しみ抜き技術や仕上がりの丁寧さにはファッション業界のプロがおすすめするほど。

特に毛皮などクリーニングが難しい衣類の仕上がりに定評がある白洋舎ですが、その技術の高さはワイシャツでも感じられ、店舗によっては襟の仕上がりの固さまで選ぶことができます。

ホワイト急便

料金 地域や店舗に寄って料金は異なります。東京都だとたたみ仕上げで200円〜300円、つるし仕上げで150円〜250円程度です。
営業時間 店舗によって時間も定休日も違います。 ホワイト急便店舗検索 で正確な営業時間を確認してください。10:00-19:00はほとんどの店舗が営業しています。
所要日数 店舗によっては朝一番に出すと当日仕上げや翌日仕上げが可能ですが、多くはいつ取りに来ますか?と確認され、それまでに仕上げるというスタイルです。3日以上かかるところが多いようです。
対応エリア 全国
URL https://www.white-ex.co.jp

地域最安値を謳っているクリーニング店。店舗数が多く、クリーニング業界で1位の売上です。フランチャイズで営業しているので、店舗毎に対応がかなり異なります。

ワイシャツを80円でクリーニングできるキャンペーンを行うこともあるので、そのような機会を利用して、自宅近くのホワイト急便の雰囲気を見に行くのもいいかもしれませんね。

最後の3つ目はネットクリーニング店のご紹介です。
ネットで申し込み、自宅に集荷に来てもらい、自宅まで届けてくれるネットクリーニング店は、近くにクリーニング店がない方や、多くの衣類を持って行くのが面倒な方におすすめです。

リネット

料金 ワイシャツは通常会員で230円、プレミアム会員で180円です。
営業時間 9時から21時まで、引き取り(クリーニング店に衣類を送ること)と受け取り(クリーニングが終わった衣類を返してもらうこと)を選択することができます。
所要日数 プレミアム会員であれば最短2日から、通常会員であれば最短5日から受け取ることができます。
対応エリア 全国
URL https://www.lenet.jp

汚れ落ちはもちろんしみ抜きも無料で行ってくれるのが嬉しいリネット。対面で細かく衣類の状況を説明できないからこそ、工場で丁寧に検品してくれるそうです。

メールで費用の連絡や、現在どの工程にあるかなどを説明してくれるので安心ですね。宅配というと、仕上がった後の送られてくるまでに汚れたりしわになったりが心配ですが、リネットが開発したダンボールに入れて丁寧に梱包して届けてくれます。

【注意】
ネットクリーニング店では最近一部の悪質な業者の対応が話題になっているので、ネット上の評判などを参考にしつつ、慎重にお店を選びましょう。

5. クリーニングが終わった時の対処

クリーニング店から受け取ったら、次に着る時に安心して着ることができるように確認作業を行いましょう。

5-1. ビニール袋から出す

ワイシャツ クリーニング

クリーニング店から受け取って自宅に持って帰ったら、必ずビニール袋は外して、通気性の良い場所に置きましょう。

つけたままにしておくとカバー内の熱気や湿気がこもりやすく、カビや臭いの原因になるばかりではなく、窒素ガス等により衣類の変色が起こる危険性もあります。

長期間保管する時で、ほこりやしわが気になる時は、通気性の良い不織布と呼ばれる袋の中に入れるのがベストです。

5-2. 仕上がりを確認する

ワイシャツ クリーニング

受け取ったらすぐに全体の仕上がりを確認しましょう。

しみや汚れが残っていたり、ボタンに傷がついていたり、気になる箇所がある場合はクリーニング店に相談してみましょう。

相談した時に誠実に対応してくれるかどうかで、良いクリーニング店なのか、もしかしたら別のところに変えた方が良いのかが判断できるので、気になる箇所がある場合は必ず相談に行きましょう。

[クリーニング店から一言]
クリーニング店によっては、無料で再クリーニングするところもあります。

6. まとめ

いかがでしたか。ワイシャツのクリーニングについての不安は解消されましたか。

自宅で簡単にできる対処と、自宅ではできないプロの対処をしてくれるクリーニング店をうまく使って、より長くより楽にワイシャツを使いたいですね。