スーツ かっこいい

「スーツをかっこよく着たい」
男性なら1度は感じたことがありませんか?

かっこいいスーツ姿を作るのに大切なのは、まず基本の着こなしのルールを守ること。その上でおしゃれな小物をさりげなくプラスすると、一気に垢抜けた印象になります。

今回はかっこいいスーツ姿のお手本コーディネートも多数ご用意しました。ぜひこれを参考に、素敵なスーツ姿でお仕事もプライベートも楽しんでくださいね。

 

1. 基本編|かっこいいスーツの着方

スーツ かっこいい

スーツをかっこよく着るには、良いスーツを着る(スーツ自体がかっこいい)こと、正しく着こなす(着方がかっこいい)ことの両方が必要です。

ただ上質なスーツでも、サイズが合っていなかったりマナーを守っていなかったりするとかっこよく見えないため、この記事では「かっこいいスーツの着方」を中心にご紹介します。

関連記事:着方ではなく、良いスーツが欲しい、スーツ自体を良くしたいという方にはこちら
正しいスーツの選び方|高品質でかっこよく見える6つのコツ
スーツのお手入れ方法|綺麗に長持ちさせるお手入れをすべて解説

1-1. ジャケット

(1)正しいサイズ選び

<ここがポイント>
1. お腹周りはこぶしが1つ入る程度の余裕を持つ
2. 肩幅は肩が1cmつまめるくらい
3. 着丈はお尻がギリギリ隠れる長さ
4. ラペルの幅は細めがおすすめ

ジャケットのサイズは、顔まわりの印象を決めるため大変重要です。

最近は細身が流行ですが、細すぎると貧相に見えるうえ動きにくくなったり、余計なしわがついたりしてしまいます。上記のポイントを参考に、ジャストサイズで着こなしましょう。

(2)押さえておきたいマナー

スーツ かっこいい

<ここがポイント>
1. 一番下のボタンは外す
2. ポケットのフタは統一

シングルスーツは立っているときは、1番下以外のボタンをとめますが、座っているときはボタンをすべて外します。

また、ポケットのフタは屋外でのほこりよけとして作られましたが、現在では屋内外にかかわらず、フタは出しても出さなくても構いません。

[ダブルスーツのときのボタンはどうするの?]

スーツ かっこいい

6つボタンのダブルスーツは中央の2つをとめ、4つボタンの場合は下の2つをとめます。ボタンの数は6つが一般的です。

 

(3)さらにかっこよく見せるポイント

<ここがポイント>
1. サイドベンツにする
2. 本切羽にする

ベントとは、ジャケットの背中に入っているスリットのことで、真ん中に1本入っている場合はセンターベント、左右に2つ入っている場合はサイドベンツと呼びます。

どちらかというとセンターベントを選ぶ人が多いですが、マナー上はどちらでも問題ありません。ボタンを開けたとき、椅子に座るときに、マントのようにパッと開くベントが粋なので、おすすめはサイドベンツです。

本切羽とは袖口のボタンが開く仕様のことで、高級スーツの証とされています。ジャケットのボタンを開けて腕まくりもできるので、かっこよさを演出できます。

1-2. パンツ

(1)正しいサイズ選び

<ここがポイント>
1. 裾は余らせない
2. ウエストはジャストサイズにする

パンツはすっきり履きこなして、スタイル良く見せましょう。裾は余らないノークッションのタイプ、ウエストも余裕をもたせずに、アジャスター付きを選んで食事の後などきつく感じるときはアジャスターを使って緩めましょう。

[アジャスターとは?]
アジャスターとは、パンツのサイズを調整できる金具のことです。「ダサイのでは…?」と思われがちですが、外から見ても分からないものが多いですし、アジャスターが付いていると安心してジャストサイズのものを履けるので実はおすすめです。

(2)押さえておきたいマナー

スーツ かっこいい

<ここがポイント>
1. センタープレス(パンツの中心の折り目)をつける
2. ベルトの色は靴に合わせる

スラックスに欠かせないセンタープレス。パンツの真ん中にはっきりラインが入ることで、きちんとした印象を与えるだけでなく、脚が長く見える効果もあります。また、ベルトの色は靴に合わせて黒または茶色を選びましょう。

関連記事:ベルトの正しい使い方、スーツとベルトの組み合わせ方について詳しく知りたい方はこちら。
スーツ姿をお洒落に見せる愛用ベルトの選び方

(3)さらにかっこよく見せるポイント

<ここがポイント>
1. 裾をダブルにする
2. タックはノータックにする

王道のパンツスタイルに、少し個性をプラスしたい方は、裾を折り返したダブル仕様がおすすめです。ダブルは今シーズン(2015年秋冬)の流行と言われており、おしゃれなビジネスマンがこぞって取り入れています。
タック(パンツの腰の部分に入るプリーツ)は腰回りにゆとりを持たせてくれますが、スタイルよく見せるにはタックなしのノータックがおすすめです。

1-3. シャツ

(1)正しいサイズ選び

<ここがポイント>
1. シャツの肩を自分の肩幅に合わせる
2. 着丈はパンツに半分かかるくらいの長さ
3. ジャケットから1.0cm〜1.5cmシャツが見える長さ(襟後ろ&袖)
4. 首回りは指2本くらい余裕を持たせる

素肌に近いシャツを正しいサイズ感を選ぶことで、動きやすく快適な着心地を楽しめます。肩幅を肩に合わせるなど、身体にぴったりあったサイズが基本ですが、袖口と襟元からは1.0cm〜1.5cm程度シャツが見えるようにしましょう。

関連記事:正しいワイシャツのサイズについてもっと知りたい方はこちら。
ワイシャツのサイズ|自分の身体にあったサイズの選び方

(2)押さえておきたいマナー

<ここがポイント>
1. シャツの色は白・水色が基本
2. ボタンダウンはカジュアルな印象に

ビジネスシーンでの改まった着こなしには、白または水色の無地のシャツがおすすめです。襟の形は、定番の「レギュラーカラー」や、それよりも少し襟の開きが大きい「ワイドカラー」のシャツが良いでしょう。ボタンダウンは、もともとスポーツ時に襟が邪魔にならないようにと作られたため、フォーマルシーンに向いていません。
しかし、ビジネスカジュアルスタイルや、クールビズスタイルによく合うため、最近はビジネスシャツの定番として定着しつつあります。

関連記事:ワイシャツの襟の形について詳しく知りたい方はこちら。
ワイシャツ襟の種類|シーンや体型に合わせた選び方のコツ

(3)さらにかっこよく見せるポイント

スーツ かっこいい

<ここがポイント>
1. ポケットなし
2. 襟の開きを大きめにする

シャツをかっこよく着こなすポイントは、すっきりとまとめること。そのためポケットはなしが良いです。また最近の流行は襟の開きが大きめのものです。特にノーネクタイでシャツを着る際は、襟の開きがもっとも大きい「ホリゾンタル」がかっこよく見えます。

1-4. ネクタイ

(1)正しいサイズ選び

スーツ かっこいい

<ここがポイント>
1. スーツのラペル(下襟)の幅、シャツ襟幅と合う太さ
2. ベルトにかかる長さ

ネクタイの幅は、スーツやシャツの襟の幅と合わせると統一感が出ます。また、ベルトにかかる程度に長さを調整すると、上手くまとまります。長すぎるのも短すぎるのもかっこ悪く見えるため、ちょうど良い長さに仕上がる結び位置を見つけてくださいね。

(2)押さえておきたいマナー

<ここがポイント>
くぼみを作る

ネクタイの結び目にはくぼみを作るのが正しい着こなし方です。くぼみの作り方は、「ビジネススーツのマナー |ディンプルの作り方」を参考にしてください。

(3)さらにかっこよく見せるポイント

<ここがポイント>
1. Vゾーンの色は3色まで
2. Vゾーンの柄は2種類まで

スーツ全体はどうしてもダークな色になりがちなので、ネクタイは好きな色柄を選んで華やかさをプラスしましょう。ただしやりすぎは禁物です。スーツ、シャツ、ネクタイに取り入れる色は3色まで、柄は2種類までに抑えるとセンス良く仕上がります。

関連記事:ネクタイのコーディネートについてもっと知りたい方はこちら
着こなしが楽しくなるスーツとネクタイの組み合わせ方50選
ワイシャツとネクタイをおしゃれに組み合わせる色柄10選

1-5. 靴

(1)押さえておきたいマナー

<ここがポイント>
1. 靴の色は黒か茶色
2. 基本は革製のひも靴

「足元を見られる」と言われるように、靴はあなたの品格を表します。スーツ姿が決まっていても足元がだらしないと台無しなので、まずは王道の黒のひも靴を、きちんと手入れして履きましょう。

(2)さらにかっこよく見せるポイント

<ここがポイント>
1. 靴下はスーツの色に合わせる
2. モンクストラップを取り入れる

靴下の色はスーツに合わせることで、パンツと靴下が繋がって足が長く見えます。そして、センスの良さをアピールしたいときは、モンクストラップがおすすめ。モンクストラップはひもの代わりにベルトが付いたタイプで、ひも靴以外で唯一ビジネスシーンで履ける靴です。


ここまでは「かっこいいスーツの着方」についてご紹介しましたが、もっとスーツの着方やマナーについて知りたい、かっこよさよりも失礼にならない服装が気になるという方は、「ビジネススーツのマナー |恥をかく前に知っておきたいルールを解説」も併せてお読みください。

2. 応用編|スーツと小物の合わせ方

スーツの基本の着方を押さえたうえで、おしゃれな小物をプラスすると一気に垢抜けた印象に変わります。

2-1. ベスト

スーツ かっこいい

普段のビジネススタイルにはもちろん、結婚式などのシーンでフォーマルに装いたいときにもぴったりなベスト。おしゃれに見えるだけでなく、冬の日も暖かく過ごせるなどの実用的なメリットもあるため、1枚は持っておきたいアイテムです。

<まずはこれがおすすめ>
1. スーツと同じ生地のベスト(スリーピース)
2. グレーのベスト

スーツ かっこいい

ベスト初心者の方におすすめなのは、スーツを購入するときにベストもセットで購入しておくこと。スーツとまったく同じ生地なので、コーディネートに困ることなく普段通り着こなせます。2枚目として用意したいのは、結婚式などで大活躍のグレーのベスト。ブラックスーツにグレーベストを合わせると、親族として参加するときにも最適なワンランク上のスタイルが完成します。
編集部の結論としては、ミドルグレーのスーツをスリーピースで買うと、セットでもベスト単体でも使えて一石二鳥だと思います。

関連記事:ベストの選び方、ベストの着こなし方法についてもっと知りたい方はこちら
スーツのベスト|結婚式も仕事もセンス良く着こなすコツ

2-2. ポケットチーフ

結婚式やパーティースタイルに欠かせないポケットチーフは、もちろんビジネスシーンでも使えます。さりげなく胸元に挿すだけで、おしゃれ上級者に見えるのでぜひ取り入れてみてください。

<まずはこれがおすすめ>
ビジネスに:TVフォールドに折ったシルクの白いポケットチーフ
結婚式に:パフに折ったネクタイと同色のポケットチーフ

まず1枚目に選びたいのは、無地で白のポケットチーフ。どんなビジネススタイルにもよく合いますし、白やシルバーが多い結婚式のネクタイとも合わせやすいです。次に手に入れたいのはネクタイと同色のもの、おしゃれ上級者の方にはネクタイと反対色でアクセントを添えるのがおすすめです。

関連記事:TVフォールドやパフなどのポケットチーフの折り方はこちら
結婚式でお洒落に決まるポケットチーフの折り方と着こなし方

2-3. ボウタイ

身につけるだけでワンランク上の着こなしが楽しめるボウタイは、結婚式やパーティーシーンにおすすめです。大切なハレの日はおしゃれに決めて、お祝いムードを盛り上げたいですね。

<まずはこれがおすすめ>
無地や控えめな柄のブラック・ネイビー・グレー

フォーマルな印象が強いボウタイを適度にカジュアルダウンするコツは、タキシードではなく普段のビジネススーツに合わせることです。また、ブラックスーツにブラックのボウタイも改まって見えるので、たとえば「ブラックスーツ × ネイビーのボウタイ」「グレースーツ × ブラックのボウタイ」などの少し外した色合わせがおすすめです。

3. かっこいいスーツのお手本カタログ

国内から海外まで、かっこいいスーツの着こなしを集めました。編集部の周りの女性に聞いた、かっこいいスーツ姿のポイントも添えてお届けします。ちなみに、海外のスナップでは素足に革靴の人も多いですが、日本のビジネスシーンでは靴下が必須です。

グリーンのネクタイで華やかに

淡めのグレーのスーツにグリーンのネクタイを合わせた爽やかなスタイル。グレーは中間色のため、どんな色のネクタイやシャツにもよく合います。

20代女性(大学生):グリーンのネクタイって華があるのに大人っぽくて良いですよね。同僚とかにさわやかに着こなして欲しい。

シンプルイズベスト

ネイビーのストライプスーツにブラウンのネクタイを合わせた、ビジネスマンの王道スタイル。無難なスタイルと見せかけて、さりげなくベストやポケットチーフを取り入れているところにセンスの良さを感じます。

20代女性(メーカー・事務):正直こういう王道なコーディネートがが一番かっこいいと思ってしまいます。ベストはスーツと合わせてるのも、1枚できてるのも素敵。

好感度No.1コーデ

女性ウケが良いとされる柄シャツとセーターを、どちらも取り入れた欲張りなコーディネートですが、シックな色でまとめているため上品に仕上がっています。

20代女性(アパレル・広報):ネイビーとグレーは鉄板の色合わせですよね。さりげない柄をシャツで取り入れてるのもポイント高いです。

赤ネクタイでおしゃれに目立つ

トリコロールが目を引くネクタイが主役の着こなしは、スーツとシャツをシンプルに抑えてネクタイの魅力を引き立てましょう。

20代女性(大学生):華やかな色のネクタイは自然と目が行ってしまいます。ネクタイは男性の特権ですし、センスを感じさせるものが良いですね。

細身スーツをさらっと着こなす

近年流行している細身のスーツの中でも、かなりタイトなスーツ。モノトーンのネクタイがよりスタイリッシュに見せてくれます。細身のスーツを着るときは、ネクタイの幅や襟の開きも、狭いものがおすすめです。

20代女性(アパレル・販売):細身のスーツは好きですね。特に細身の襟とネクタイは、ちょっとモードっぽくてタイプです。

シンプルなのにセンス抜群

ダークな色のスーツに同色系のネクタイを合わせた、これ以上ない改まった着こなしですが、洗練された雰囲気が漂うのは胸元のポケットチーフのおかげです。ビジネスの定番は四角く折りたたんだTVフォールドですが、アクセントを加えたいときは、角を出したピークドスタイルが良いですね。

関連記事:ポケットチーフの折り方や着こなし方が知りたい方はこちら
結婚式でお洒落に決まるポケットチーフの折り方と着こなし方

20代女性(大学生):ポケットチーフが入ってると、ついつい目で追ってしまいます。身だしなみに気を使ってるんだ、と好感度が上がります。

貫禄ある大人の着こなし

何の変哲もないスーツスタイルのはずなのに、かっこよく見えるのは着こなしの基本をしっかり押さえているから。中心にくっきり入ったセンターラインや、袖から覗くシャツの長さが絶妙です。

20代女性(IT系・事務):こういうシンプルなスーツを、ジャストサイズでビシッと着こなすのって素敵。

感度の高さをさりげなくアピール

青系のネイビーと、赤系のブラウンという反対色を上手に組み合わせて、落ち着いているのに地味さを感じさせないコーディネートです。

20代女性(IT系・開発):茶色のネクタイって新鮮ですね。王道のネイビースーツは、個性的なネクタイが映えると思います。

優しく品良く

パステルカラーをネイビーのネクタイで引き締めた着こなし。スーツに濃い色を、ネクタイに明るい色を持ってくることが一般的ですが、明るい色のスーツのときは、濃い色のネクタイを合わせるとバランス良くまとまります。

20代女性(アパレル・販売):普段は白やブルーのシャツを着ている男性が、たまにピンクのシャツを着ているとキュンとします。

強さと柔らかさの絶妙なバランス

日本人には難しそうな派手なストライプ柄ですが、他の部分をシンプルに抑えるとセンス良く仕上がります。華やかさと上品さを併せ持つ、大人の男性におすすめしたいコーディネートです。

20代女性(大学生):ストライプのスーツってちょっと派手すぎる…って思ってしまうけど、他のパーツが柔らかい色だと優しく見えて良いですね。

ダークカラーで大人の余裕を

地味だと思われがちなダークカラーですが、強さや安定感を感じさせるビジネスには欠かせない色です。シンプルな柄で潔く着こなしたいですね。

20代女性(IT系・広報):やっぱり落ち着いた色味は、男らしさを引き立つ気がしますよね。今日なんか違う!と思って見てしまいます。

4. 編集部の選ぶかっこいいスーツNo.1

見ているだけで気が引き締まるような、かっこいいスーツ姿のポイントは、「正しいサイズのスーツをマナーを守って着る」ことです。それだけで何の変哲もないビジネススーツも、見違えるほどかっこよく着こなせます。

たとえば下の写真はネイビーのスーツにブラウンのネクタイを合わせた控えめなコーディネートですが、スーツの上にはかっこいいビジネスマンの顔が思い浮かびませんか?

かっこよくスーツを着こなすのは、誰にでも可能です。自分に合ったスーツを正しく着こなして、スーツ姿に自信を持ってお仕事してくださいね。